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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続 4話 「だから・・・ ゆきのんに勝つよ」

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第4話「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する。」あらすじ

生徒会長選挙に解決策を見いだせないまま、葉山の頼みと陽乃の脅しにより、折本&仲町の女子2名と葉山とのデートにつきあうことになった八幡。途中、ふだんから葉山を気にかけている三浦優美子やいろはとニアミス。入ったカフェでは雪乃と結衣が現れる。

そこへさらに陽乃も加わり、またしても事態は思わぬ方向に。そして雪乃は、生徒会選挙に対し独自の決断をする。それを知った結衣は…。

 

以下、三浦由美子がかわいい。雪ノ下姉妹の修羅場。葉山隼人キレる。由比ヶ浜結衣さんの心意気。そんな感じのまとめ

 

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葉山隼人、八幡をデートに誘う

オレじゃ助けにならないし、おまえはそもそも助けがいるような奴じゃない。

それに休みの日まで外出たくねーよ。

by八幡

折本かおり(八幡が中学時代に告白してフラれた女子)と土曜日に遊ぼうと八幡を誘った葉山だったが当然のように断られる。

だが、後に某女性から八幡に電話がかかってきて云々・・・。

 

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雪ノ下陽乃さんから電話がかかってきた

八幡「あれを好きだったとは言わないですよ」

陽乃「どれを好きだったとは言わないのかな?」

八幡「ただ一方的に願望を押し付けてたというか、勘違いしてただけで、それを本物とは呼ばない」

陽乃「君はまるで理性のバケモノだね」

八幡「なんすか、それ。そんなんじゃないですよ」

陽乃「そっか、じゃあ自意識のバケモノだ」

 

陽乃さんの電話での第一声が「ヒャッハロー!」(やっはろー!ではない)だったのに草。肝心の用件は、葉山隼人の誘いを受けることを八幡に強要するものだった。「とにかく、デートにはちゃんと行くこと。じゃないと家まで迎えに行くからね!」と半ば脅しのような言葉を残して彼女は電話を切った。

 

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葉山隼人、比企谷八幡、折本かおり、他(モブキャラ)とのデート

思い返してみれば、中学の頃もこうだった気がする。一度たりとて俺達の距離が縮まったことなどなかったのだ。

ただ、折本かおりは興味のない人間に対してもこういう接し方をするのだと。

ただ、それだけのこと・・・。

はじまってもいなかったものを今になってちゃんと終わらせることができた気がした。

by八幡

 中学時代に八幡が、折本かおりを好きになった理由が明かされる。彼女は誰にも気軽に話しかけるタイプの人物でそのせいで八幡は彼女を好きになってしまったみたいだ。気軽に話しかけてくれる由比ヶ浜結衣さんに少し似てるような気もするが、由比ヶ浜結衣さんのかわいさの前ではかおりも霞んでしまうだろう。

 

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三浦由美子さんがカワイイ!!

パンツ! ピンク! 意外! 

by八幡

映画を見終わってPALCOで「デート」していたら、三浦由美子と海老名さんを発見。

由美子は葉山が他の女子とデートしていることにショックを受けて転んでしまい八幡にパンツを見られてしまう。上記の「パンツ!ピンク!意外!」というセリフはその時の八幡の心の声である。

 

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 「あーし」は、意外と乙女なのかもしれない。

 

 

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八幡、一色いろはと出会う

葉山「いろはも、君にはああいう姿を見せるんだな」

八幡「は?」

葉山「いろはは、いろんな人にかわいい自分をみせたがる。きっと愛されたいんだろうな。だから素を見せるのは珍しいよ」

八幡それ、オレには愛されたくないから素をみせるってことになっちゃうんだけど

 

三浦由美子につづいて、戸部翔と一色いろはにも出会った八幡。

葉山に駆け寄る戸部は、後ろの背景と相俟って乙女チック。

葉山の八幡に対する無自覚で遠回しの嫌味に草。

 

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いろはす、腹黒すぎ?

 

 

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葉山隼人「本当に人を好きになったことがないんだな。キミも、オレも」

葉山「中学の時好きだったんだって?」

八幡「あ?」

葉山「ああいうのがタイプだったのか? 意外だな」

八幡「うるせえよ。別に折本だけじゃない、全然違うおとなしい子や、もっと騒がしい人がすっ・・・、タイプだったこともある」

葉山「そういうの好きなタイプとは言わないよ」

八幡「だいたい昔そうだったから今もそうだとは限らないだろ」

葉山「そうだな。 結局、本当に人を好きになったことがないんだな。キミも、オレも。だから、勘違いしていたんだ・・・」

 修学旅行時(ここのシーンで修学旅行の時の回想が挿入されている)、戸部に好きな人のイニシャルを聞かれて葉山は「Y(おそらく由美子)」と答えていたけどそれを「勘違いしていたんだ」と一蹴。

三浦由美子さんかわいそう・・・。

 

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葉山隼人、怒る

比企谷は君達が思っている程度の奴じゃない。君達よりずっと素敵な子たちと親しくしている。表面だけ見て、勝手なことを言うのは辞めてくれないかな(半ギレ)

by葉山

食事をする場所に「サイゼリヤ」を指定した八幡を嘲笑っていた折本かおりたち。

葉山は怒りを露わにし、八幡を擁護する。

この行動の背景には(修学旅行の時の)自分の依頼のせいで八幡が所属する奉仕部メンバーの関係性を悪くしてしまったという負い目がある。不器用ながらも彼なりに謝罪と感謝の意を表しているみたいだ。

 

葉山「ずっと考えていたんだ。オレが壊してしまったものを取り返す方法を。オレは君に期待していて、だからわかっていたのに頼ってしまった。

そのせいで君は・・・。

君は自分の価値を正しく知るべきだ。君だけじゃない、周りも。

ただそれは難しいことでもっと上手くやれればよかったんだけどな。

オレができるのはこれくらいしかなかった。君はずっとこんな風にしてきたんだろ?もう辞めないか、自分を犠牲にするのは」

八幡「一緒にするな。犠牲? ふざけんな。当たり前のことなんだよ、オレにとっては・・・。いつも1人だからな。だから周囲がどうとか、関係ねぇんだよ。オレの目の前で起きることはいつだってオレの出来事でしかない。勘違いして割り込んでくんな」

葉山「君が誰かを助けるのは誰かに助けられたいと願っているからじゃないのか?」

八幡「ちげぇよ。気持ち悪い同情押し付けて、勝手にあわれんでんじゃねぇ」

(↓自転車置場にて)

八幡「ふっざけんな!自己犠牲なんて呼ばせない。誰が貴様らのためなんかに犠牲になってやるものか。言葉にはならずともオレには確かな信念があったのだ。誰かとたったひとつ共有していて今はもう失くしてしまった信念が・・・

 ここの伏線が気になりすぎる。誰かとたったひとつ共有していて今はもう失くしてしまった信念とはいったいなんなんだろう・・・。八幡にいったいどういう過去があったんだろうか。

 

 

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由比ヶ浜結衣、雪ノ下雪乃、陽乃さん現る

雪乃ちゃんが生徒会長やるんじゃないんだ。てっきりそうすると思ったのに。

そうやって、誰かにやらせたり押し付けるのお母さんそっくり。

ま、雪乃ちゃんはそれでいいかもねえ。あなたは、何もやらなくていいんだもの。

いつも誰かがやってくれるもんねぇ。

by陽乃

 

八幡たちのいるカフェに「選挙の打ち合わせ」と称して結衣と雪乃を呼んだのは葉山だった。

それは奉仕部の女性陣を折本かおりに紹介して、八幡をもちあげる事によって彼の自己卑下的な部分を改めて欲しいという葉山の意図だったのかもしれない。

だが、恐ろしいことにそこには陽乃さんも居合わせており、雪ノ下家の姉と妹との間に不穏な空気が流れる。

 

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雪ノ下陽乃のゆきのんに対する態度

陽乃さんのゆきのんに対する態度は、「なんでもそつなくこなす人間なんて面白みがないじゃない」という発言にも表れている通り、いつも傍観者でいる妹に対して発破をかけている意味合いがあるのかもしれない。

まあ、それでももっと違うやり方があるのでは? と思ってしまうのだが。

八幡、葉山、由比ヶ浜結衣さん、ゆきのん、陽乃さん、全員不器用なやつの集まりじゃねーか! とツッコミをいれときます。

 

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(作画にはつっこまない)

雪ノ下雪乃さん生徒会選挙に立候補

すべての人があなたを気にかけて嫌っているなんて自意識過剰だわ

byゆきのん

陽乃さんの言葉に感化されたのか雪ノ下雪乃さんがまさかの立候補。当初は葉山隼人を擁立しようとしていたのだが、自ら候補者となることを決意。

 

 

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由比ヶ浜結衣さんも立候補「だから・・・ ゆきのんに勝つよ」

ゆい「わたしも、わたしもやってみようと思うの」

八幡「は? やるっておまえも選挙に出るってことか」

ゆい「うん」

八幡「おまえ、なんで?」

ゆい「わたしさ、何もないから。できることも、やれることもなーんもないんだなって・・・。だから、逆にそういうのもありかなー、とか」

八幡「逆にって、勝手にそんなこと」

ゆい「勝手じゃない。勝手なのはみんなだよ」

八幡「おまえよく考えたのか」

ゆい「考えたよ、ちゃんと考えてこれしかないって思って・・・。今度はね、わたしが頑張るの。今までずっとヒッキーに頼ってたんだって、気付いたから・・・」

八幡「オレはなにもしてねーよ」

ゆい「そうかな?」

八幡「そうだ。だから頑張る必要もない」

ゆい「それだけじゃないよ、ゆきのんが生徒会長になったらさ、今までの誰よりもすごい生徒会長になって、学校のためにもなって・・・。でも、多分この部活はなくなっちゃうよね」

八幡「別になくなったりはしないだろ」

ゆい「なくなっちゃうよ。文化祭の時だって・・・ ゆきのん、ひとつのことに集中するのヒッキーだって知ってるじゃん。わたしね、わたし、この部活好きなの。好き、なの・・・

(中略)

ゆい「わたしが生徒会長になっても結構適当にやれば部活もこのままできるんじゃないかなあって・・・ ほらっ! わたしだし! 周りもそんな期待しないっていうか! だから・・・ ゆきのんに勝つよ

間接的な告白?

好き、なの・・・」は八幡に対する告白なんだよなあ(確信)。八幡は由比ヶ浜さんの気持ちに気付いていないフリをしているのか、真性のハーレム主人公的鈍感さを発揮しているのか・・・。

あるいは、様々な経験(主に負の経験)を経て自己評価が低くなりすぎた結果、他人に期待することを恐れてしまい身動きががとれなくなってしまったのかもしれない。

自己犠牲的な行動も他人に期待できなくなったことへの裏返しで、人の痛みがわかり過ぎてしまう八幡の悲劇だと考えると腑に落ちる。

由比ヶ浜結衣さんの立候補

由比ヶ浜結衣さんもまさかの立候補。理由は奉仕部がなくなってしまうかもしれないということへの懸念。由比ヶ浜結衣さんが立候補したことで、八幡も立候補するとかいう展開もあり得る?

 

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ちなみに、ここのシーン(由比ヶ浜さんと八幡が一緒に下校するシーン)のBGMが一期「ED」のピアノアレンジなのが泣ける。

2話(由比ヶ浜さんが食べ物買いすぎて八幡に餌付けしてるシーン)でも一期「OP」のピアノアレンジが挿入されてたけどこういう演出は素晴らしい。

 

第4話「そして、由比ヶ浜結衣は宣言する。」感想(蛇足)

八幡の「言葉にはならずともオレには確かな信念があったのだ。誰かとたったひとつ共有していて今はもう失くしてしまった信念が・・・」というセリフがあったけど信念を共有できるような人物が過去にいたのか(驚愕)

ということは、その人が亡くなってしまったとか、その人に裏切られてしまったんだろうな・・・。この伏線が二期の間に回収されるといいんだけど。

 

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