【アニメ】 ちはやふる（一期、二期）を見た 【※ネタバレあり】

最初はかるたと馬鹿にしていたけれど・・・

競技かるたというドマイナーなゲームを題材にあつかったアニメ（原作は漫画）なのだが、非常に面白い。
最初は、かるたなんかに一生懸命になる主人公たちを冷ややかな目で見ていたのだが、話が進むにつれてそのゲーム性の深さやトップに君臨するものの凄み、それに関わる人たちの熱さに惹き込こまれて一気に見てしまった。

基本的に青春ものは得意じゃない。これは作中でも肉まんくん（西田 優征）が似たようなことを言ってたけど、見ていると叶いもしないことに対して頑張りたくなる自分が嫌になるからかもしれない（トラウマを呼び覚ますというのも大きいが）。

じゃあ、なんで今回見たんだよと問われると『四月は君の嘘』という漫画を勧められて読んでみたら案外いけたのでちはやふるはどうだろうかと思って見てみたということである。

シャレオツなスポ根

この作品のテーマは「あきらめないこと」だと思うけど熱い！ 一言でいうと少しお洒落なスポ根って感じがした。

応援したくなる男性陣

なにもかも完璧にこなせるかのように見える真島太一は、小学校のかるた大会で敗れたとき「勝てるものだけ勝負しなさい」と母親に言われる。その後一度団体戦に出たのを最後に遠くの進学校に通うため彼はかるたを辞める。

肉まんくんは、小学生大会準優勝という実績がありながら綿谷新という天才に叶わないことを実感して自然とかるたから離れしまっていた過去があり、主人公の綾瀬千早のように競技かるたに打ち込むことができない。

机くん（駒野 勉）は、勉強にしか生き甲斐を見出せない、ぼっち。

応援してしまいたくなるのは男性陣の方で、主人公の綾瀬千早よりも魅力的だったりする。そんな男性陣が偶然にも瑞沢高校に入学し、千早にほぼ無理やりかるた部に入れられ、彼女のかるたへ懸ける情熱にて感化されていく。

いや～、すごく面白かった。久々にオススメできる作品に出会えた気がします。

三角関係に関する余談

千早と綿谷新と真島太一の三角関係、そちらの展開も気になるところ。個人的に綿谷新を応援している。それは真島太一が容姿端麗で頭脳明晰、両親が金持ちで完璧人間だからメガネで黒髪で（太一は茶髪？）かるたしか取り柄のない新くんを応援したくなるという判官贔屓によるものだ。